「奇妙な論理」
マーチン・ガードナー著 市場泰男訳
社会思想社 教養文庫 ISBN4-390-11288-0
この本は,ガードナーの‘In the Name of Science’から,
全25章のうち11章を選んで訳出したものです.
「トンデモ本の世界」の原点とも言える本で,
擬似科学マニアのバイブルです.
中公新書の「詭弁論理学」を読んだ後だとなおさらおかしいです.
目次より,
- 科学の名において − 擬似科学と奇人のプロフィル
- 平たい大地,中空の地球 − 地球空洞説の周辺
- 地球をゆるがした怪星たち − 聖書の奇跡の「天文学的」裏付け
- くたばれアインシュタイン − 相対論の揚足とり
- 地質学対創世記 − 進化論への抵抗
- 憎悪を煽る人びと − 人種差別の「科学的」基礎
- 医療の四大宗派 − 同種療法,自然療法など
- 食物のあぶく流行 − 断食からハウザー食まで
- オルゴン理論 − オルガスムと宇宙論
- ダイアネティックス − 出生前記憶と精神治療
- ESPとPK − ラインの実験の問題点
結構古い話なのですが(原著は1952年),生き残っているものや,
似たり寄ったりのものが,今でも多数あります.
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