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今日は、More先生がまたサンフランシスコへ連れていってくれるという。 なんていい先生なんだ!11時頃、アパートまで迎えに来てくれる。 車の方へ行ってみると、Marieさんがいた。陽の光の下で見ると、一段ときれいだ。 サングラスがかっこいいぜ。

途中、カメラ屋によって、三脚を買って行く。Marieさんは、絵だけでなく 写真もやるそうだ。

サンフランシスコへ着いて、日本人向の雑貨屋へよる。特に欲しいものの イメージが沸かない。結局、何も買わなかった。Marieさんは気に入った おちょこがあったようで、二つばかり買っていた。

その後、昼食をとる。今度は韓国料理だ。辛い!
隣のテーブルに座ってるのは日本人らしい。若い兄ちゃんが二人で 「これで全部終わりです」とかいいながら食っていた。 やっぱりサンフランシスコの東洋人街は日本人が多い。 リバモアで二週間のうちに会った日本人は紹介してもらった三人だけだもんなあ。

昼食の後は美術館に行く。が、入口の人の多さにくじけたMore先生が お茶にしようと言い出す。近くの店に入る。アイスティーをたのむと 大きなコップに一杯の氷と、暖いティーポットが来た。 「そりゃアイスティーじゃなくて、アイスとティーだろ!!」 と心の中で突っ込みながら、氷の中にティーポットの紅茶を注いでみると、 結構まともにアイスティーになった。

店を出て、美術館に向かうと思いきや、別の建物に入った。 何の建物だか知らないが、いくつかの絵が飾ってあった。 そのうち2〜3の絵を指して、Marieさんが描いたものだと教えてくれた。 結構、本格的な油絵だった。Marieさんを見てて、何となく、シュールな絵は 描かないだろうと思ってたが、やはり写実的な絵で、丁寧に描かれていた。 わたしゃ絵のことなんざ、あまり分からないが、きれいな絵だと思った。

再び、美術館に行ってみると、入口はがらがらだった。入って見て回る。 いろんな種類のアートがあった。機械やコンピュータを使ったアートも あったが、よく分からなかった。機械の音をオシロスコープに出して、 それをスクリーンに投射するのがアートかなあ? まあいいか。好きでやってんだから。

新作ばかりでなく、古いのもあった。MiroとDaliだけは画風で分かったが、 他はよく知らない。もともと絵は詳しくない。

一通り見て回ったあと、さてどこに行こうかということになったので、 本屋でも行ってみようかと言ってみる。どんな本屋がいいか聞かれたので、 科学的なのがある所と言ってみる。

では行くべと車に乗り込んで出発する。渋滞したFree Wayの中、帰路につく。 あれ?本屋は?と思ってると、Berkeleyに行くのだという。なるほど、 大学の周りなら科学的な本屋もありそうだ。

Berkeleyに到着して車を止める。車から降りていきなり走り出して 近くの店に入るMarieさん。美術関係の店で、閉店まぎわだそうな。 More先生と車を降りて入ってみる。いくつかの品物を選んで、 レジの列に並ぶMore夫妻。Marieさんが、買い忘れたものがあるから、 これ見てて、と言いだす。よろしい、私が持ちましょう。

なんとか順番がくる前にMarieさんが帰ってきた。レジをすませてる。 乗りかかった船なので、荷物の一部を持って出る。

今度こそ本屋に行く。物理と数学のコーナーを一通り見る。 「Genius」という本の表紙でファインマンが一人E.T.をしていた (人差指同士をくっつけていた)。あれの訳本はどんな題だっけ?
Diracの量子力学があった。Schutzの一般相対論入門もあった。 Polyの「いかにして問題を解くか」もあった、、、、。
これこれ、持ってる本の原書を見つけて喜んでてどうする。

結局、これはという本は見あたらなかった。Moreさんは光学関係の本を買ってた。 今やってる研究に縁が深い分野だ。

夕食は中東料理に挑戦しようとしたが、あまりに人が多いので断念。 中国料理にする(なんだ、一字違うだけか)。 More先生が「皿が汚いから、きれいなのと換えてくれ」と結構しつこく言うと、 皿を換えてくれたが、新しい皿にもごみが付いてた。 「これが中国ですよ」みたいなことを言ってみると、えらい受けた。

腹一杯食べても、まだ残ってる。「お持帰りできますよ」「家が遠いんでね」 ということで、残して帰った。

アパートまで送ってもらうと、もう9時だ。かれこれ10時間も3人で 行動したことになる。夫婦水いらずのはずだった休日を、これだけ御邪魔しても よかったのかなあ?

それにしても、その10時間の間にMarieさんと交した言葉は片手で足るほど。 More先生と交した言葉にしても両手両足のオーダーだ。 でも、夫婦の間の会話も、せいぜいその数倍のオーダーで、決して多いとは 言えないぞ。


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自転車のハンドルの向きを変える。やはり普通の向きの方がブレーキが かけやすそうだ。

その他は、特筆すべき事項無し。暇だ。

第二週は、こうして終わった。