奈良戦記:天の巻     by KGK

 記憶が薄れないうちに記録しておくことにしよう.
あれは,10月8日の事だった.
朝,研究室に集結した我々4人を待ち受けていたのは,
休日出勤した某教授の長話攻撃であった.
「今日は,奈良女の学生と合コンなんです」とも言えず,ひたすら話を
聞きつづけた我々が解放されたのは,昼前であった.
あわただしく出発した我々は,何とか無事到着した.
(この辺りの経緯は,「奈良戦記・外伝:国道308の怪」を見て欲しい)
時間ぎりぎりに到着したA氏と合流し,“集団テレクラ状態(B氏談)”で,
先方の女の子たちも無事見つけることができた.
その後,多少のアクシデントはあったものの,おでん屋で飲み,
場所を変えボーリングをし, それなりに楽しい時間が過ぎていった.
(この辺りは,A氏執筆予定の「奈良戦記・番外編:奈良女の女たち」を…)

 我々を待ち受ける運命が,その輪郭を表したのは,
そろそろ解散しようかという頃だった.

「奈良にはビジネスホテルがない!!」

もちろん誇張表現である.しかし,確かに少ない. 最も栄えていると目される近鉄奈良駅の周辺には見当たらなかった. 電車の走っている時刻ではなく,車を預けた駐車場も既に閉まっていた. それでも,女の子たちにあまり心配を書けるのも悪いので, 得られるだけの情報を得た後に,「大丈夫,何とかする」 と断言して(根拠の無い自信なら任せてくれい)女の子たちを先に帰した.  そして我々は,日付の変わった奈良の夜に, 何の目算もなく取り残されたのであった.                              つづく