(1月30日・火曜日) : [次の日] ; [前の日] ; [次の週] ; [前の週] ; [目次]

結構快適に眠ることが出来た。7時ごろ目がさめる。7時半ごろに動き始めて、 8時に近くの喫茶店による。なんとか朝飯を食べて、散歩がてらにその辺を ぐるっと回って帰る。

9時15分に More 先生とコーヒーを飲みながら打合せ。

10時ごろ、宿に帰って、おっちゃんに「水、出えへんで」と言ってみる。 さっそく見に来てくれたが、故障ではなく、使い方が悪いだけだった。
押してはみたが引いてみなかったのは迂闊だった。

12時半ごろまで休憩。日記の原稿を書く。

1時ごろ、More 先生と「花菱」で昼食。

先生の用事でカーペットを取り扱う店に行くが、閉まってる。 その間も運転しながら携帯電話をかけまくる先生。

Social Security の申請に行く。道に迷ってそこらの店で聞いてみるが、 分からない。結局、More 先生が電話で秘書の Bertie さんに聞く。 なんとか見つけて手続きをすませる。 Social Security Number は翌日には分かるから、電話をしてくれとのこと。

喫茶店で一服して、銀行に向かう。
銀行の口座を開く。トラベラーズ・チェックを使って、$100貯金しておく。

アパートを探す。その辺を走りまわりながら、見かけたアパートの電話番号に 電話をかけまくる。 何ヶ所かあたってみるが、大きすぎる所ばかり。 一ヶ所、今は大きいとこしか空いてないが、すぐに小さいとこが空くかもしれない という所があった。(とりあえずおさえたがやめる人がいるらしい)

LLNLに引き上げて、しばらくカフェテリアに放り出される。
さっきのアパートの部屋が空いたようなので、行ってみる。 リビング、キッチン、寝室、バス・トイレが付いて$735/月。 そこに決める。前金で$400払っておく。

ディナーに出かける。途中、More 先生の家によって Marie さんを紹介される。 随分小さくてかわいらすうので、娘か、下手をすると孫に見えたが、 どうやら奥さんらしい。ローティーンだといっても通用してしまうかもしれない。 Marie さんはフランス人で画家だそうだ (すんげーかわいい)。 声も小さくてかわいらしいので、ちょっと離れると言ってることが 全然聞きとれない (;_;)。近ければ聞きとれるというわけではないけれど(^_^;)。

3人で、となり町に行き、メキシコ料理を食べる。 誕生日の子供がいると、店員が大騒ぎして祝ってくれる。 いいかげん腹がふくれて食べきれないなあと思ったところへ、 メインディッシュが来る。どーせぇっつうんじゃあ。
いっぱい残して帰る。

ホテルに帰り着いたとたんに鍵を壊してしまう。 にーちゃんに謝って別の鍵をもらう。

また、家に電話をかけようとするが失敗。あきらめて寝る。


(1月31日・水曜日) : [次の日] ; [前の日] ; [次の週] ; [前の週] ; [目次]

朝6時前に起きて茶店を探すが、開いてるところがない。 6時半ごろにようやく開いてるところを見つけて (6時半に開いたんだろうな。6時ごろには開いてなかったようだから)、朝食をとる。 7時ごろにホテルに帰る。待合わせ時間が7時だったからあせったが、 間に合ったようだ。

7時20分ごろに More 先生と会って、Berkeleyに向かう。 私は形式的にはLawrence Berkeley Laboratory (LBL) の所属になっているので、 そこでの手続きが必要である。 普通なら半時間でつくところだが、混んでいたために1時間以上かかって Berkeleyに着く。 「ここがCalifornia大学Berkeley校だ」と教えられ、 「わーい、UCBだあ!! BSDの生まれ故郷だあ!!」とミーハーしているうちに、 裏の山に登る。この道がCYCLOTRON ROADである。

LBLに到着。今日、行くべきところを一回りしたあとに、 最初の目的地、Foreign Visitor's Groupに行く。 このあとMore先生はLivermoreに帰り、私は、More先生のPlanに従って、 一人でLBLを巡ることになる。

黒人のおばちゃんの指示に従って、書類をいっぱい書いて、 カードをもらう直前に、私の名前の綴が間違っていることに気がつく。 私はKeijiであってKeijiiではない。説明して修整してもらう。

カードに使う写真を撮った。話には聞いていたが、 アメリカでは証明写真を撮るときに、笑うように指示される。 写真を撮った後、2〜3分でカードが出来る。 見ると。中途半端な笑顔になっていて情けなかった。

しばらく待って、今度は別の人(金髪美人)の指示に従って、また書類を書く。 書き終ると11時。More's Planによると、次はカフェテリアで食事の予定だったが、 まだ少し早い。もらった地図を見ながら、今日の目的地を視察する。 地図はもちろん二次元だが、丘の上にあるLBLは三次元の構造を持っている。 三次元地図が欲しいなと思いながら歩きまわる。

適当な時間になったので、カフェテリアで昼食をとり、次の目的地に行く。 目的地の建物には一階と二階の両方に入口がある(どちらも地上から入れる!!)。 とりあえず一階に入ってみると、掲示板にいろいろな張り紙があり、 それから推測すると、これから会うべき人は二階にいるようだ。 二階に行ってみると、ドアを開けたとたんに「あんたが小坂さんかね?」と (もちろん英語で)黒人のおばちゃんに聞かれた。彼女が私の会うべき人だった。

彼女は、これからすべきことを一所懸命に説明してくれたが、 私が不安そうな顔をしていたせいか、電話でだんなさんを呼出して、 日本語で説明してくれた。でも、二十年前に日本に来たことがあるという だんなさんの日本語はよく分からなかった。

それから、飛行機代を払ってくれるための手続きをする場所へ だんなさんが連れていってくれた。そこで別の人が手続きの説明をしてくれたが、 質問がよくわからなくて答えられなかったので、 日本人研究者に電話して通訳を頼んでくれた。

無事、手続きが終わり、さっきの場所に帰ることになった。 一人で帰れるかと聞かれて、地図を持ってるから大丈夫だろうと思って、 帰れると答えて帰ろうとしたが、道に迷った。 回り回って、登って下って、やっと帰りついた。

帰ると、さっきの黒人のおばちゃんが図書館に案内してくれた。 More's Planによると、これからLittlejohn先生に会うことになっていたので そう言ってみると、「今日は彼に会えないからここで待ってろ。 しばらくしたらMore先生が迎えに来るから」と言われた。 よろしい。待ちましょう。

3時ごろにMore先生と合流して、今度はサンフランシスコへ向かった。

サンフランシスコはすんげー坂があった。 こんな所じゃ自転車では活動できないよなあ。

日本街による。紀伊国屋で花菱のおかみさんに頼まれた雑誌「家庭画報」を買う。 お茶をしながら、物理の話をする。 夕食をとる。エビフライを頼んだが、すんげーでかかった。結構がんばったが、 少し残してしまう。

6時、More先生が通ってる日本語学校に行く。 More先生が授業を受けてる間、私はそこらをぶらつくはずだったが、 なんのはずみか、私も一緒に授業を受けることになる。 担当の先生は、日本人の若い女性で、細身の美人だった。 すごく元気な人だ。

私をまきこみながら、途中、休憩をはさんで、3時間の授業が終った。 結構おもしろかった。

帰る。

ホテルのおっちゃんに家への電話のかけかたを聞いたら、 その場でかけてみてくれた。難なくつながる。 母と10秒ぐらい話して、切る。 そんなに短くていいのかと、みんなに大笑いされる。